こんにちは、スポーツの秋とはなんだったのか、外に出ると灼熱に包まれて、こんなところで運動したら倒れてしまうよ、って思ってるざるたんです。よい。いやよくない。
せっかくの秋だからなんかスポーツゲームをやりたいな、とか思ってたらみんゴルの新作がリリースされるみたいだったから、サクッとプレイしてきたんだ。
まだやり込み要素をやり込んではいないんだけど、今回はみんゴルワールドをプレイしてきた感想とか、現段階でのレビュー的なこととかやってこうと思う。
いってみよ。
みんなのGOLF WORLD
みんなのGOLF WORLDはバンダイナムコから2025年9月4日にリリースされたゴルフゲーム。
遊べるハードはPS5とSwitch、後はSteam版もあるよ。
ざるたんはSteam版をプレイしてるんだ。
さて、なんだか違和感があるんだ。
そう、元々みんゴルシリーズはSONY(SIE当時は多分SCEI)からリリースされてたんだよね。今回バンナムからリリースなのは、ライセンス契約があるからってなってる。
ざるたんはシリーズ作品を多くプレイしてて、結構楽しめてるから期待してポチってみたんだ。
どんなゲーム?
結構よくあるゴルフゲーム。
特徴はコミカルだったりかわいらしいキャラが使えることとか、ギャラリーとかがガヤガヤしてることとか、スーパーショットでピンをボールが駆け上がる演出があるとか。
リアル路線ではなくてゲームならではの要素が多いから、ゴルフに興味なくても意外と楽しめると思う。
夢中でプレイしてたから、あんまりスクショ撮ってないことに記事を書き始めてから気付いた。
シリーズ経験者からするとチュートリアルが無くてもプレイできる、伝統のフォーマットって感じ。キャラクターも過去作からいっぱい出てる。
プレイモード
プレイモードは大きく分けてひとりプレイ用、1台のハードで複数人プレイ用、オンライン用って感じになってる。
ざるたんは今のところひとりプレイ用の『ひとりでGOLF』だけしかプレイしてないんだけど、色んな要素が解除出来たらオンラインはやってみようかな、って思ってる。
ひとりでGOLFの中にもいくつかモードがあって、好きなキャラクターを使ってランクを上げたり、使用可能キャラクターを増やしたり、新しいクラブとかボールとかを手に入れたり、ってことが出来る『チャレンジモード』がメインコンテンツ。
キャラクター同士の掛け合いとか、ストーリー仕立てになってるのが『ワールドモード』。一部のキャラクターとかクラブ・ボールとかのギアはこっちのモードで手に入ったりする。
『ストローク』と『マッチプレイ』は好きなコースとキャラを使ってCPU戦を楽しむモード。
バラエティは変則的なルールでプレイするモードで、この変則ルールが適用された大会がチャレンジにも、ワールドモードにもある。
面白い?
過去作シリーズをよくプレイしてたざるたんからすると、いい意味で変な追加要素がなくて遊びやすいし、とても面白い。
リアル調のゴルフゲームだと現実のプレイヤーさんとかが出て来たり、今のゴルフ界に詳しくないと楽しめない部分があると思うんだけど、みんゴルは全然知らなくても楽しめるから、ゴルフに興味ない人にもいいと思う。
ハードの描画力が上がってるから、コース自体もキレイだし、細かいところまで作り込まれてるから、上空カメラで眺めたりしてても面白い。
イマイチポイント
リリースから2週間ほど経った現在でのイマイチポイントは結構多い。主にバグとか不具合関係。
まず、Steam版は動作が結構安定しない。描画がカクついたり、ショットゲージが見えづらくなることがたまにあるんだ。個人的にはプレイ出来ないほどではないんだけど、タイミング合わせる系のゲームでショットゲージがカクカクするのはとても困る。
再起動で普通にプレイできるようになることもあるんだけど、マッチプレイでギリギリの状態で発動されると結構ストレス。
次に、グリーン上にボールがあるのに、アンプレヤブルになることがたまにあるんだ。アンプレヤブルって言うのは英語の『Unplayable』で、ボールをプレイ(打つ)ことが不可能な状態のことを指すんだ。
通常、木の根元にボールが密着しちゃったり、障害物が邪魔でプレイ出来ないときにプレイヤーの判断で宣告するものなんだ。つまり、どう考えてもグリーン上でアンプレになるのはおかしいんだよね。
他にも細かいイマイチポイントは結構あるんだ。
キャディさん、って言う助手的な立ち位置の人がいてくれるんだけど、このキャディさんがグリーンの傾斜について嘘をつくんだ。右下がりだから右に曲がるライン(スライスライン)にボールがあるときに「フック(左に曲がる)です」って言う。逆もある。なんだかね。
今はアプデで解決(?)したけど、グリーンに向かっていい感じで飛んでるボールを見て「ファー!!」って言う。「ファー!!」って言うのは、他のプレイヤーさんのいる方向とか、隣のホールにボールが飛んじゃったときに危険を知らせるための言葉で、もちろん自分のプレイしてるホールのグリーンに向かったボールを見て発する言葉じゃないんだ。
みんゴルの特徴でもあるんだけど、一緒にプレイしてるNPCの声が大きい、って言うのがあるんだ。本来、ゴルフはプレイヤーがショットを打つ前には他の人は静かにしてなきゃマナー違反だし、視界を横切るとか言語同断なんだけど、みんゴルではまぁまぁ起こりうる。というか、みんゴルWorldでは多発する。
慣れるとだんだん気にならなくなってくるんだけど、気が散ってミスるとストレス。
距離感がやべぇ
上で上げた画像のプレイヤーステータスを引き延ばしたやつ。キャラクターはご飯を与えると成長する。その成長の果て、って感じなんだけど。パワーが351ってなってる。
みんゴルワールドのパワーの値はそのままドライバーの飛距離になるんだ。351ヤードが平均的な飛距離、ってことになってるんだけど、あり得ない位の値なんだよね。アメリカツアー男子のトップクラスの飛ばし屋でも平均で320ヤード、いやそれでも十分にやばいけど。
女性キャラクターで350ヤードは本来あり得ない位の数字。一応調べたら近年では女子プロでも通年で290ヤード平均のプレイヤーは居るみたいだけど。
まぁ、別にリアル路線じゃないゲームだから気にしたら負け。
ただ、初期キャラのパワーが185とか190とかなんだけど、同じホールを同じティーから打つ想定だと大分話が変わってくるんだ。一番前にあるレギュラーティーからならなんとかスコアを作れるんだけど、後ろにあるバックティとかだとそもそもゲームとして成立しない位ボールの飛距離が足りなくなるんだ。
逆に1打目を350ヤード位先まで飛ばせるなら安全に攻略出来たりするんだけど、距離に関しては大分インフレ環境。
1打目を落とすところの近くにバンカーが設置されてたり、フェアウェイって言う打ちやすいところが狭くなってたり、って言うのは一般的なコース設計でよくあることなんだけど、距離が出せればそれらを全て飛び越えることが出来る。
ドッグレッグって言う『く』の字型に曲がったホールでは、距離が足りないと2打目でグリーンが狙いづらいんだけど、その曲がりまでの距離も長く設計されてるから、基本的にはパワーが最重要ステータス。
キャラクター育成もそれに沿ってまずはパワー。パワーを上げきったらコントロール、って感じが恐らく鉄板。届かないことには話にならないから。
コースの難易度
ある程度距離が出せるようにキャラクターが成長した後は、難易度はグリーン周りが調整してくる感じなんだ。グリーンには傾斜が設定されてて、当然重力によって低い方に球が転がる。
だから、あらかじめ高い方を打つのが通常。カップに向かって左側が高ければ左側を狙って打つ。
ただ、中盤以降に解放されるコースのグリーンは傾斜がやばいことになってるんだ。カップから先が崖みたくなってて、外すと池まで一直線、みたいなホールもある。まぁ、パターの必殺技を持ってるキャラなら左右方向の起伏を無視できる、みたいな特徴があるから、必殺技を光らせるための調整かな、って思う。
キャラクターの個性
キャラクターごとの個性は最終ステータス部分には多分存在しなくて、必殺技的なスペシャルショットの違いと、打球の高さ、打球の曲がり方が違うだけ。
一応得意な状況、苦手な状況って設定があって、画像のシルビアさんはウッドクラブを使ってトップスピンをかけると飛距離が伸びる長所と、バンカーに入るとインパクトゲージが短くなって、距離のばらつきが増える短所があるんだ。
さすがに小学生の少女と筋骨隆々のアメリカンおじさんの最大飛距離が同じなのは若干の違和感を感じるけど、好きなキャラでどんなコースでも攻略できる、ってメリットもあるから、ざるたんは肯定的。
仕様?バグ?
ゴルフゲームでありがちなショットゲージ。形は違えど大体どのゲームもこんな感じ。左に流れてく目印でパワーを決めて、左端から折り返してくる目印を右下の白とか赤のところで止めて球を打つ。
白いところで止めるのがベスト、赤いところがベター、黒はなんとかなるかも、位の感じ。実プレイでは赤いところまでにとどめておけば大体まっすぐ狙ったところに飛ぶ。
ショットの方法でサイドスピンって言うのがあるんだ。正面に障害物があるような状況で、それをカーブさせて避けて飛ばす感じの打ち方。それを使ったときに赤ゲージでストップさせちゃうと、飛んでもない方向に弾が飛び出しちゃうんだよね。
恐らく仕様なのかな、って感じなんだけど右に曲げるときに白より手前、左に曲げるときに白より奥で止めるとそれぞれ右に出て右に曲がる、左に出て左に曲がる、って挙動になるんだ。明後日の方に飛んでくし、難易度の高いコースだと即森に向かって飛んでくことになる。
実は上のショットゲージ画像はざるたんが愛用してるジャストインパクト(白いとこ)が大きくなるボールを使ってる状態の画像で、実際それを使わないとほんとにジャストの白はミリしかないんだ。
だから、無理にジャストを狙わずに白より手前とか奥の安全な方を狙って打つ必要があるんだ。逆に難しいんだよね。仕様かな、って思ってる。
スコアがやべぇことになる
距離さえ出てればレギュラーティーからのプレイでは恐ろしいスコアが記録できるようになるんだ。例えば上の画像は中盤位に解放されるユーロクラシックゴルフコースでのスコアなんだけど、18ホールのスコアが驚愕の『-21』ってなってる。飛距離の暴力。
こっちは記録の残らない非公式大会の結果。確かトルネードカップって言って、狙う穴が周りのボールを吸い込んでくれるルール。確かにスコアが出やすいんだけど、18ホールで『-32』ってなってる。
ゴルフコースの基準打数は基本的に72打のところがほとんどなんだ。-32って言うのはそれよりも32打少ない40打しか打ってないってこと。複数回のホールインワンとかを重ねて気が付けばやべぇスコアが出てた。これも飛距離がぶっ飛んでるから出来たこと。
とにかく、パワー・イズ・ジャスティス感がただごとではない、非常に大味な調整。
これだけのスコアをコンスタントに残せても、ワールドツアーモードのタッグマッチでは相方の機嫌次第で負けることも全然ある。
ワールドツアーモードでは「スピンショットを使わない」とかのお題が出るんだけど、それを達成してもチェックが付かなかったり、いろいろ不安定。
で、おすすめ?
まだ完全に全要素をやり込んだわけじゃないけど、正直、アップデートでプレイしやすくなるまではあんまりオススメ出来ないかな、って思う。
せっかく上達しても、急なカクつきでミスショットになっちゃったら悲しいし、せっかくカップの近くに乗ったグリーン上でアンプレとかになるのも意味不明で悲しい。
ただ、バグ関係を除けばグラは綺麗だし、確かにコースはパワー至上主義+小型崖グリーンで大味だけどゆるゆるやるゲームとしてはまぁまぁ楽しいんだ。
前作の悪名高いクラブ課金とか、意味不明な釣り要素もなくなったし、シンプルに遊べるゲームになってると思う。
最後に
今回はざるたんがシリーズをずっと遊んでるみんゴルWORLDをプレイしてきた感想とかを書き連ねてきたんだ。
多分そう遠くない内にアプデで不具合とかは一掃されてくれると思うから、やるゲームがなくて困ってる人々は候補に入れてみるとよいよ。
ざるたんも狩りとか、美麗絵柄メンコとか、ロボットものの合間の息抜きにちょっとずつプレイしてく。
そんな感じ。













