こんにちは、ざるたんは待望の続編に興奮を抑えきれない。しかも、発表からリリースまでも早かった。これでまたマッキンガムの街を水浸しに出来る。
そう、ざるたんが待ち望んでいたのは『PowerWash Simulator 2』。ざるたんは前作のPowerWash Simulatorを全DLCプレイまで遊びつくしてるんだ。続編のPowerWash Simulatorがリリースされたのは2025年10月23日。
リリースから今まで時間を見つけたり作ったりしながらプレイし続けて、やっとの思いでストーリークリアまでやってきたんだ。
そんなわけで、今回はPowerWash Simulator 2 がリリースされたから、さっそくプレイしてきた感想とか、レビュー的なことをしたりしてく。ネタバレはしない。
れっつごご。
PowerWash Simulator 2
PowerWash Simulator 2は簡単に言うと高圧洗浄機を使って、なにをどうしたらこんな汚れ方するんだ、って建物とか乗り物とかを洗浄してくゲーム。視点は1人称視点で、銃の代わりに高圧洗浄機を持ったFPS的な操作性なんだ。
2で変わった部分は後で紹介するとして、基本的には無印と同じゲーム性。世界観も同じ。というか、時系列的に1の後の時間軸なんだ。主人公も同じ。
ちょっと肩にネコが乗っちゃってるけど、主人公は彼。無限に水が出てくる高圧洗浄機で街を水浸しにする。
実際のゲーム画面はこんな感じで、汚れを水で落としてく。
オブジェクトごとに一定の面積を洗浄すると報酬が貰えて、全オブジェクトを洗浄するとステージクリア。これをエンディングまで繰り返すだけ。一部、2段階以上で進行するステージもあるけど、これだけ。
報酬はお金とポイントで、お金はより高性能な高圧洗浄機の購入に当てたり、パーツを購入したりするのに使う。ポイントは家具を買ったり、服とか車とか洗浄機の色を変えたりするのに使う。
ステージをクリアすると絶妙に解像度の低いタイムラプス映像を見せられて、次のステージへ、って感じ。厳密に言うとステージの80%位を洗浄すると次のステージが開放されるんだけど、どうせならクリアまでやるのが一般的。多分。
なにがそんなに楽しいのか
それを聞かれるととっても困る。それくらいには人を選ぶゲーム。
ただ、いままで苦戦してたちょっと強めの汚れが、新しい洗浄機を購入したら一瞬ではがせたり、アタッチメント選択が上手くいって効率的に汚れをはがせたり、ってなると気持ちがいい。
BGMもない空間で、水しぶきの音と、徐々に綺麗になってくエリアを見ながら黙々と高圧洗浄機をぶっ放してるのがとても楽しい。
前作からの進化点
PowerWash Simulator 2はシリーズの続編なので、当然前作がある。ここでは前作からの進化点についてみてく。
ちなみに、ざるたんは前作も熱烈にやり込んで記事にもしてる。
↑の記事が前作についてとっても丁寧に解説してて、自分でもびっくりしてるんだけど、前作で出来てたことは基本的に全部今作でも出来るから、未プレイの人は前作記事も見てみるとよいよ。
マイスペースの追加
ステージクリア報酬のポイントで家具を購入することが出来るんだ。
家具を購入すると何故か全体が汚れに包まれた状態で届くから、高圧洗浄機で洗うと、配置出来るようになる。さっきの画像ではネコタワーをスペースのど真ん中に設置してるんだけど、ソファとかピアノとか色んな家具があるから、並べて眺めるのも楽しいと思う。
ただ、家具の角度調整がイマイチで、上手く配置しようと思うと結構苦戦する。アプデに期待。
そうそう、アプデと言えば前作でも色んなコラボを含めたアプデが複数回行われてたから、今作でも家具を含めて色んなアプデはきっと来るんじゃないかな。期待。
ネコの追加
今作では事務所にネコを3匹飼ってる。しかも、作業現場まで付いてきて、ステージのどこかでくつろいでたりするんだ。かわいい。
近づくとなでることが出来て、リアクションを取ってくれる。かわいい。
そして、あらゆるものに銃口を向けてぶっ放してきた高圧洗浄機は、ネコにだけはぶっぱなせない。良心を感じる。
グラフィックの向上
汚れてる状態の建物とかは前作に引き続きダークマターに包まれてるから画質なんてよくわからないんだけど、空の描写とかガラス面・水面への反射の描写とか、光線の感じとかあらゆる部分の画質がグレードアップしてるんだ。
鳥が飛んでたり、風で葉っぱが飛んできたりとかもする。
相変わらず洗浄すべきオブジェクト自体はつるん、ってしてるんだけど、ゲームシステム考えたらある程度仕方ないことだと思う。
各種装備が充実したよ
前作ではどんなに近距離のオブジェクト相手でも高圧洗浄機をぶっ放す以外の洗浄方法が無かったんだけど、今作には近接武器が追加されたんだ。
高価な高威力高圧洗浄機よりも早い段階で入手出来て、威力も申し分ないんだ。ある程度アームが伸びるから割と高所も対応出来る。
ただ、平面以外には使いづらい短所があったり、終盤の高威力洗浄機が手に入ったらお役御免、って感じかな。割と取りこぼしも多いしね。
洗浄機自体も前作では同一社の製品だけ、って感じだったんだけど、今作は他のメーカーの高圧洗浄機も使えるんだ。前作から引き続きのシリーズと比べて範囲が狭くて威力が高い、って特徴になってる。
ただ、ストーリークリアまで遊んだ中で、最上位の通常ウォッシャーで対応できない汚れはないから、今のところはあんまり意味を成していない気がする。ただ、装備に存在する意味なんて求めちゃいけないゲームだとも思う。
高所作業ツールの増加
ボルダリングの壁に対して空中から水をかけてる図なんだけど、実はこれ、ワイヤーで吊られた状態で操作してるんだ。
前作でははしごと足場しかなかった高所作業ツールに、ワイヤーでぶら下がれるやつ(名前不明)とエレベーターリフト的なやつが追加されたんだ。これで高いところにある地面と垂直な平面に対して効率的に水をかけることが出来るんだ。
ただ、後述の理由からほとんどは高所に上るための装置、って感じにはなるんだ。一応、ワイヤーの方は使えるステージではとっても役に立つ。
自動ヒントモード
前作でもオブジェクトリストから、個々のオブジェクトの洗浄度合いを表示出来て、そこから目的のオブジェクトをハイライト出来たりしたんだけど、今作ではステージ終盤、多分全体達成度が95%を超えたあたりから、近くの未洗浄オブジェクトを自動でハイライトしてくれるようになったんだ。
見落としがちな裏側とか、細かいオブジェクトが密集してる内の1つとか、見つけづらいものが見つけやすくなって便利。
まぁ、追加要素はざっくりとこんな感じ。
プレイのコツ
ここからは、プレイに役立つ簡単なコツ的なことを解説してく。
そんなこと言っても、好きに遊ぶのが一番なゲームだから、さくさくやってく。
プレイヤーキャラには重量が無い
FPSゲーム全般にありがちなんだけど、PWSにもプレイヤーキャラに重量の概念がないんだ。というか、オブジェクトに剛性の概念がない、というか・・・。
簡単に言うと、ほんのちょっとでも足場があればどんなオブジェクトにも上れる。草であろうが、細い木の枝であろうが、アンテナであろうが、なんにでも登れるんだ。
高所にある看板とかのオブジェクト相手に、正攻法では足場を使ってちょっと離れたところから水をかける、って感じになるんだけど、足場を使って看板自身に上って上から見下ろしながら水をかける、ってやった方が効率的。
出来るだけ近距離から放水する
高圧洗浄機は使うノズルによって到達距離と洗浄範囲が違うんだけど、基本的にどの組み合わせでも距離減衰が発生するんだ。だから、可能な限り近距離から、可能な限り広範囲を洗浄できるノズルを組み合わせて水をかけるのが有効。
基本的に緑のノズルを標準として、範囲内に汚れが残らない位の距離から放水しながら横移動、ってやってくのがよい感じ。
エクステンションを付けると射出範囲が狭まって、最短射程距離も短くなるから、アタッチメント無し・緑を基準に離れたところの取りこぼしが目立つならエクステンション短・緑とか、アタッチメント無し・黄とかでやってくとよい感じ。
汚れが薄い部分で範囲を広げたいなら、エクステンション無し・白で一気に広範囲を洗浄できるけど、移動速度によっては取りこぼしが結構出るから注意。
アタッチメントは売却できる
ざるたんは途中まで気付いてなかったんだけど、今作のアタッチメントは買値の100%で売却出来るんだ。だから、前半の方の洗浄機にアタッチメントを買っても無駄にならない。
最終的には通常型のプロ仕様洗浄機を使うことになると思うんだけど、それまでの中継ぎ洗浄機にアタッチメントを装備しながら進めても無駄がないんだ。
洗浄機本体は売却出来ないからそこは注意。
オブジェクトの境界を意識する
適当な画像で申し訳ないんだけど、トラックの荷台の画像なんだ。
正面に見えてるでっぱりが『貨物室・壁』ってオブジェクトで、その淵は別のオブジェクト、上部の引っ込んでる部分も別のオブジェクト、って感じでクリアになる洗浄範囲がそれぞれ隣接しながらも別判定になってるんだ。
広い床があるステージでも、エリアごとに別オブジェクト扱いになってたりする。
塗り絵の要領で、先に境界線を洗浄してから内側を潰してくってことを繰り返すことで、オブジェクトの取りこぼしを減らすことが出来るんだ。
このゲームでステージクリア直前にやることは、決まって取りこぼしオブジェクトの回収になる。そこに結構な時間がかかるんだよね。
だから、出来るだけ取りこぼさずに進めてくのがよいよ。
オススメ?
ストーリークリアまでに要した時間は35時間位。ワンパターンなゲームにしてはそこそこなボリューム。
長時間プレイしてるとさすがに飽きてくるのは事実なんだけど、なにも考えないでプレイできるゲームとしてはとっても楽しめると思う。プライスも抑えめだしね。
前作では無料DLCが定期的に追加されてて、クリア後もちょいちょい起動して楽しんでたんだ。プレイ時間は総計で200時間近くなってた。
今作はまだフリーモードって言うストーリーステージの再プレイをしてないから、そこまでやっても60時間位かな。DLC次第では今作も100時間を超えると思う。
そこまでやり込んでても、他のプレイヤーさんにオススメ出来るか、って聞かれると「人による」としか言えないゲームなんだよね。
高圧洗浄機が好きで、なにも考えずにプレイ出来るゲームがやりたい、ってプレイヤーさんにはとことんオススメ出来る反面、同じことを繰り返してるだけのゲームはつまらない、ってプレイヤーさんには全然オススメ出来ない。
ゲーム内のほとんどの時間を自動放水モードで右スティックorマウスを使った視点移動に費やすから、エイムアシストが掛かってない状態でのエイム練習にはなると思う。
最後に
やっぱり人を選びまくるゲームだな、って思いを強めて記事を終えていくんだけど、個人的にはこれくらいゆるっと遊べるゲームも取り入れていきたいとか思う。
頭を使ったり反射神経を研ぎ澄ましたりすゲームも楽しいんだけど、長時間プレイしてると疲れちゃうんだよね。特にマルチプレイヤーだと相手あってのもので、相手の考えを読もうとしたり、優位に立とうとしたり、って言うもの続くと疲れる。
PWSは基本シングルプレイで、一応協力マルチもあるにはある、って感じだから、息抜きにやるのにちょうどいいんだ。
今作もきっとそこそこにアプデとかDLCの追加が来ると思うから、そのタイミングで起動してゆるっと遊ぶゲーム、って感じでSteamのお気に入りに常駐させておこうと思うよ。
それまではモンスターを狩ったり、ロトの血を引いたり、美少女メンコをやったり、撃ち合ったり、転がしたり、ってしながら過ごそうと思うんだ。
そんな感じ。











