こんにちは、暑くて外に出られないから、ずっとゲームをして過ごしたいざるたんです。よい。まぁ、暑くなくてもそうなんだけどね。
前にも言った気がするんだけど、ざるたんは推理ゲームが好き。逆転裁判シリーズは全通してるし、ダンガンロンパシリーズもあのぶっ飛んだ世界観含めて好き。このブログのタイトル『ざるたんの(非)日常』もダンガンロンパの(非)日常パートから取ってる位には好き。
ただ、最近どっちのシリーズも移植作品しかリリースされてなくて、ちょっと残念なんだ。
って思ってたら2024年7月18日に『超探偵事件簿レインコードプラス』がスパイクチュンソフトからリリースされたんだ。
推理に飢えていたざるたんは飛びついた。早速プレイしたからレビューしてくよ。移植タイトルとは言えネタバレなしな方向でやってく。
れっつご。
超探偵事件簿レインコードプラス
『超探偵事件簿レインコードプラス』は2023年6月30日にSwitchでリリースされた『超探偵事件簿レインコード』のDLC込み移植作品。販売元はスパイクチュンソフト。ダンガンロンパシリーズのスパチュンだから期待できるな、って思ってプレイしてきた。
Switch版は未プレイだし、この手のゲームはあんまり事前情報を仕入れると面白くなくなりそうだったから、前情報もなしでプレイしてきた。
ゲームジャンルは『ダークファンタジー推理アクション』ってなってる。
ダークな要素は主人公が死神と契約してるからかな。死に神ちゃんって子。
ファンタジーな部分は、主人公の周りにいる超探偵さん達はざっくりと『超能力』を使える。異常聴覚で周囲の心音を聞いて生物の有無を確認できたり、時間を戻すことができたり、って感じ。
ゲームシステム
ゲームはざっくりと作品の舞台である『カナイ区』を散策しつつ依頼(サブクエスト)をこなす日常パート。
そこで、メインクエストを進めると事件に巻き込まれて、捜査パート。
捜査を進めつつ、敵役に追いつめられると移行する謎迷宮パート。
の3つに分かれるんだ。まぁ、日常パートと捜査パートは同時進行的な感じだけどね。
捜査パートでは、一緒に行動する超探偵の超能力を使ったりもしながら事件の手がかりを探すんだ。あ、事件は全部殺人事件だよ。物騒だね。
事件の手がかりをある程度集めて、犯人を絞り込めるかな、って思うタイミングでライバル組織の追手とかに取り囲まれて、死に神ちゃんの力で謎迷宮パートに移動するんだ。
謎迷宮パートでは、ちょっとしたアクション要素があるけど、基本的には自分が持ってる証拠=解鍵を使って謎とか矛盾を壊しながら進む感じ。ダンガンロンパ経験者なら、学級裁判パートって考えると大体同じ。
全5話+序章の1話ある6話構成で、個別の事件と同時に舞台となる『カナイ区』の謎や、記憶喪失の主人公自身の謎も絡めて解き明かしていく感じになってるんだ。
キャラクター
キャラクターデザインもダンガンロンパと同じテイストで、好みは分かれると思うけど、ざるたん的にはとっつきやすかった。
ダンガンロンパシリーズでも思ってたけど、キャラクターの身長差がすごい。死に神ちゃんは人間ではないけど、身長180cmオーバー。主人公のユーマと30cm位違う。これがデカ女チビ男ブームか。人権・・・。
仲間も敵組織も容疑者達も登場キャラはみんなインパクトある感じだから、「誰だっけ?この人?」ってなりづらい。
ミニゲーム
謎迷宮では推理しながらアクションをこなさないといけないんだ。ただ、謎迷宮内部の移動中にも証拠となる解鍵の説明文は読めるから、アクションしながら推理、じゃなくて、推理して固まったら先に進む、って感じに進めてくと割と楽しめるかも。
迷宮内では謎怪人が行く手を遮ってきたり、仕掛けや分かれ道があって先に進めなくなってたりするんだけど、全て現実世界で起きた事件の謎を解くミニゲームをクリアすることで先に進めるようになってる。
ミニゲームには、謎怪人が飛ばしてくる言葉から矛盾を探して、解鍵を当てて論破する推理デスマッチとか、死に神ちゃんの詰まった樽に剣を指して空欄に当てはまる言葉を作る死に神ちゃん危機一髪とかがある。成功するとなぜかグラビアポーズの死に神ちゃん。
他にも、制限時間内に正しい答えを選んだり、実際に使われたトリックを再現したり、変則的な推理デスマッチがあったり、って感じになってる。
謎迷宮の最後には、巨大化した死に神ちゃんに乗って真犯人を追いつめる『大進撃死に神ちゃん』があったり、マンガ本にコマを穴埋めする感じの超推理フィナーレで真犯人の謎怪人にとどめを刺す感じなんだ。
超推理フィナーレはダンガンロンパシリーズのクライマックス推理とほぼ全く同じ感じだよ。
面白ポイント
画像は謎迷宮に入るときに解鍵を吐き出す死に神ちゃん。文章とは関係ない。
ダンガンロンパシリーズをプレイしてきたざるたんからすると、世界観やキャラクター。とんでも特殊能力とかは違和感なくプレイできたかな。
推理ゲームの基本部分である推理に関しては、謎自体は簡単だけど、プレイヤーキャラがそこに気付くまでの時間差が気になることもあったかも。ただ、論理自体が破綻してたり、急に沸いた真犯人、とかルール違反的なトリックとかはないから楽しくプレイできたんだ。
アクションパートでは、焦っちゃわなければどうってことなかったりするんだけど、焦らせるためにアクション要素があるんだから、こんなものかな、って思った。
終盤ではカナイ区の謎とか、主人公の記憶とか過去とか、死神との契約とかいろんなことが同時に明らかになっていって、クライマックス感がすごかったし、ストーリー面はとっても良かったと思うんだ。
パロディ・オマージュ
なんか最近同じようなパロディを見た気が・・・。
わかる人にはわかる『逆転裁判シリーズ』恒例のネタだね。
それ以外にもダンガンロンパシリーズのセルフオマージュとかパロディ、ドラクエの呪文も伏字で登場してるし、探せばもっとあるのかも。
個人的にはこの手の要素は好き。
イマイチポイント
推理モノ遊んでて必ず出くわすのが「言ってることはあってるけど、選択肢が違う現象」なんだ。「言いたいことは同じだけど、選択肢が違う現象」の方がわかりやすいかな。
例えば、こちらの証拠品に「犯人は魚を食べた」「犯人はアレルギーで肉を食べられない」、って感じに2つあったとする。
容疑者の証言には「私が食べたのは肉だ」「私は魚を食べていない」って2つあったとする。
2×2で4パターンの組み合わせがあるんだけど、どれでも言いたいことは同じだと思うんだよね。容疑者の嘘をこちらの証拠で打ち破る的な感じ。逆転裁判とかダンガンロンパでも同様の悩みはあったんだけど、ゲーム的には正解が一つになっちゃったりしてるんだ。
この場合、容疑者の「私が食べたのは肉だ」に対して「犯人はアレルギーで肉を食べられない」が正解だとすると残りの3つの組み合わせは不正解、ってことになるんだ。やや理不尽。
容疑者の発言内容が一覧できるのであれば、もっとも的確に詳細に捉えてる組み合わせを吟味できるんだけど、レインコードでは、発言内容は一つずつ飛んでくるから、一回最後まで見てから嘘を崩さないといけないんだ。
この辺りはちょっと不便かな、って思う。まぁ、アクション操作で焦ってる中崩す発言を考えるから焦って不完全な発言に反論しちゃってるだけなんだけどね。ちゃんと1順させて発言を最後まで見てから反論すれば大丈夫、とは思う。
後は、ちゃんとサブクエストをクリアしていけば、推理レベルが上がって選択肢が減った状態でバトルできるから、近い内容の選択肢が消えてストレスも減るかも。
謎解き部分の難易度は、個人的にはもう少しひねってくれてもよかった、とは思う。その分、謎迷宮内で初めて明らかになる事実、敵なのは控えめがよかったかな。それだと推理アクションじゃなくなっちゃうけど・・・。
最後に
今回は、超探偵事件簿レインコードプラスをSteamでプレイしてきたから、その感想とかをネタバレなしで書き連ねてみたんだ。ちなみに、普通にプレイするならクリアまでは20時間ちょっともあれば行けると思う。
ざるたんは、いろんな人のリアクション楽しんだり、謎迷宮でも全部の謎を明らかにしてから進んだりしてたから、結構かかっちゃって25時間位になっちゃったけど・・・。
キャラクターや世界観には好き嫌いあるとは思うけど、推理モノ好きにはとってもおススメな作品、ダンガンロンパ好きにもとってもおススメな作品、って感じかな。
エンディングの最後で次回作へ続きそうな演出があったし、超絶大きな謎を残して終わったから、次回作にも期待してるんだ。
そんな感じ。